失敗のち恵み

「あなたは、わたしに従いなさい。」

ヨハネの福音書21 :15〜23

一度も失敗しない人など、どこにもいない。赦しを必要 としない人など、一人もいない。
日本の社会は一般的に、失敗に対して寛容ではありません。 失敗を嫌い、叩き恐れる傾向にあります。しかし聖書は、 どんな失敗をした人でも神様に赦され、生きがいに満ちた すばらしい再出発を与えていただけることを私たちに教えて くれます。失敗をした時こそ神様の本物の赦しを体験する機会です。
 イエス様を裏切るという大失敗をしたばかりのペテロに、イエス様は赦 しの恵みと変わらない愛を示し、「わたしの羊(教会)を牧しなさい」と 大きな仕事を任せてくださいました。神様は罪びとの私を赦し、その罪から 清めてくださるだけでなく、ご自分の栄光を現すために用いてくださるのです。  では、どうしたら私たちは神様の栄光を現せるのでしょうか? カギは従うということです。イエス様の呼びかけは、ペテロが弟子になった時も、 失敗をした時もずっと同じでした。「わたしについてきなさい。」そして、 この招きが私たちにも響き続けているのです。 私たちがイエス様に従っていく時、主はペテロを用いられたように私たちをも 大きく用いて、ご自分の栄光を現してくださいます。
 「あなたは、わたしに従いなさい。」イエス様は、「あなたは」と強調して おられます。神様からの召しは、その人その人にそれぞれ与えられているからです。 他の人と比較するのではなく、ただ縦の関係の中で神様からの呼びかけに応答しましょう。 大丈夫。神様は、必ずあなたを守ってくださいます。

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